最近、あちこちで「クラウドワークスがクソだ」論調を見かける。
仕事を発注するクライアントが「安い金額」「無茶な要望」を依頼してくるクソであり、
そしてそれを許すサービス提供側もクソであると…。

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仕事を依頼するクライアント側から言わせると仕事を受ける側も大概クソだよ。
「はじめてだけど頑張ります」と相場10倍で提案したり、「お金がないのでやらせてください」とか意味不明だし、仕様を理解していないし、目的を達成できないのに「できました」、修正の依頼には返事が来ないし…。
唯一納期を守ることは必死になっている印象を受けるのは恐らくシステム的に催促が来るからだろう。
 
もちろん、感激するほど素晴らしい仕事をこなしてくれる人もいる。
なので「当たり外れがある」としか言いようが無い。
 
クソ呼ばわりする人たちは「自分側に非がない」前提で書かれていることが多い。
今回の場合だと、そもそも安い金額での依頼が殺到するのは、その金額で受ける人が山のようにいるかだ。
 
需要と供給のバランスで妥協点(受託金額)が見つかるのであり、
クラウドソーシングは、その場を提供しているに過ぎない。
 
自分側以外を非難するだけでは何も変わらない。
まずは自分側を変えないと。
それには、なにより自分が変わらないと。

自分が適正だと思う金額を提示して、その説明をキチンする。
例えば「私は単に文字起こしをするだけではなく、言い間違いも訂正できます」という感じで「なぜなら」を徹底的に伝える。
 
仕事をする側は提案を理解して発注してくれるクライアントと長く付き会えるように努力するべきだよ。
発注側も同様に努力が必要。
お互いに「利用してやろう」ではなく「助けてもらおう」と意識すればきっとうまくいく。