日曜日にドラマ版の「デスノート」が終了した。
スタート前にオタクの夜神月というぶっ飛び設定でどうなるのだろうと思った。
ネットでも放送開始と同時に様々なツッコミが入りながら、怒涛のラストスパートへ。
 
いろいろ批判は多かったものの月役の窪田正孝の怪演は素晴らしかった。
というか、そこしか見どころがなかったというか…。 

「計画通り!」は真似して遊んでた。^^
 
で、本題だけど漫画版デスノートとドラマ版デスノートはラストがだいぶ違う。
それは「死にたくない!」とキラこと夜神月が叫ぶかどうか…。 
死にたくない
 
アニメ版では、銃撃されて瀕死の状態ながら逃げて、一人静かに息を引き取る。その際に死神のリュークがデスノートに名前を書くことで死を迎えるわけだけど、どちらかというと「綺麗な死に様」だ。
一人死ぬライト


ドラマ版は炎に包まれながら絶命する「壮絶な死に様」という表現が合う。 映画版もこちらに近い。
燃えてる


だけど漫画版は命乞いしながらの「無様な死に様」という感じ。
止めろ死にたくない


私的には漫画のような終わり方が好きだなー。

というのも綺麗な終わり方、壮絶な終わり方では「キラってやっぱり正義だよね」になっちゃう。漫画版の終わり方の方が「キラってやっぱり悪だよね」が伝わると思うのだ。やっぱり大量殺人鬼が正義で終わるのはどうかなー。

キラだった月(ライト)が、今度は自分の身に振りかかる死への恐怖、「生きたい」と願う姿を見せることで命の尊さが表現されて、これまで自分がやってきたことを振り返る。
読者や視聴者も「キラがやっていることは、ある意味正しい」と思いながら最後まできたはず、そして最後の最後で「殺される側に」なってみることで初めて気が付かされるわけだ。

ラストを変更したのにはそれぞれに理由があるのだと思う。
どの終わり方がベストと思うかは人それぞれだろうね。